議員定数削減について

次の統一自治体選挙に向け、京都でも地域政党の動きがあり、
議員定数の削減についてアンケート活動を展開するなど、
その動きが活発になっています。
その中で、よく注意しないといけないと思うのは、これら有権者に耳障りの良い、
安易な議員定数削減の議論に踊らされないようにすることです。
確かに世間一般には、何か特権階級のように見られる議員の数を減らせ、
という感覚があることは私も一定理解はしています。
しかし議員を減らせばそれだけ住民への行政サービスなどが
低下することは確実ですし、国際的に見て日本の自治体議員数は
人口比では必ずしも多くなく、むしろ少ないという見方もあるようです。
また、現在自治体を取り巻く様々な動きがあり、
道州制の議論、関西広域連合の発足、大阪などの「都」構想の動き・・・
が絡んできて、それらの議論や整理のないままに、
単に「議員の数を減らせ」と言うのは乱暴だと思います。
政令指定都市である京都市と京都府の役割をしっかりと議論し、
その上で、京都府議会のあり方、京都市会のあり方を明確にして、
そして議員定数について議論されるべきです。
さらに言えば、有権者の方々に議員の数が多いと言われないように、
日常の活動については、議会報告会や個別の活動報告会などで
しっかりとお伝えし、有権者の声をしっかりとお聞きすることが大切ですし、
自治体毎に議会や議員主導での事業仕分けをオープンな形で
実施することも今後は必要です。
民主党京都府連ではこれらも含めた内容の、
来春の統一選に向けてのローカルマニフェスト「新・京都スタイル」を
現在策定中であり、今後パブリックコメントも行う予定です。
我々が地域主権改革の担い手であることを有権者にお示しできるように
取り組みを進めていきたいと考えております。

感動しました!

これまでから政治哲学や中国思想など、ご指導いただいている先生から
心震えるおことばをいただきました。
少しアレンジして、みなさまにご紹介いたします。

「人のためなら生きられる。人のためなら自分を超えた力を引き出せる。
年上の人たちから、もっと自信を持って『人のために生きよ』と言ってもらいたい」
その先生のお話しについての感想であり、
自己中心的な成功テクニックしか教えてくれない世の中に、
大きな疑問を感じ、個人主義の迷いから抜け出すきっかけを与えてくれる、と。
今一番若者が求めているものではないか。

スポーツの振興について

京都府議会「明日の京都」に関する特別委員会で
質問した内容を一部報告いたします。

未来を担う子どもたちに夢と感動を与えるスポーツを
振興していくことの重要性については言うまでもありません。
スポーツの振興には府民誰もが自由にスポーツを楽しめる
環境づくりが大切であるし、プロスポーツをはじめ、トップレベルの
スポーツを身近に触れることができるような環境整備が必要であります。
中期計画の中には、「市町村・経済界と協調し、スポーツ施設の
あり方懇話会や府民の声などを踏まえ、サッカースタジアムの実現に
向けた取り組みを推進します」と明記してある。
サッカースタジアムについては、過去には35万人以上もの署名が集まり、
いくつかの候補地が浮上しては消えるなど、これまで紆余曲折があって、
今、新たに署名活動が始まっているという状況ですが
サッカースタジアムに対する府民の期待や関心は大きい。
現在、京都サンガFCはJ2降格が決まり、観客動員数の低迷なども含め、
たいへん厳しい状況を迎えているが、そんな時だからこそ、
サッカースタジアムの実現という明るい話題を提供し
子どもたちをはじめ府民みんなを元気にする、京都府を盛り上げていく、
といった機運を醸成することが必要ではないか?
サッカースタジアムの検討状況についてお伺いいたします。
また、サッカーだけではなく、プロバスケットボールのBJリーグ
京都ハンナリーズもがんばっている。
本府では、府立体育館、京都市体育館、向日市民体育館を使用して
ゲームをしていただいているが、施設全体としての老朽化が指摘されており、
例えば、BJリーグのオールスター戦といったビッグゲームを
本府に誘致できないと聞く。
関係者の方に伺いますと、具体的には、府立体育館では
控え室や会議室、ロッカールームなどの部屋が絶対的に足りない、
観客の方からはトイレが少ない、ベビールームがない、館内の
廊下や出入り口付近にエアコンがない、などといった声が
あがっているそうでございます。
本府内には観客席を3000席以上有する体育館は府立体育館だけであり、
国際大会や全国大会といったビッグゲームを開催できる施設整備が
求められると思いますが、本年3月に「府立体育館のあり方検討委員会」が開催され、
今後の府立体育館のあり方についての検討が進められていると
伺っております。その検討状況はいかがでしょうか?
さらに、「山城総合運動公園(太陽が丘)や丹波自然運動公園など、
スポーツ施設を整備・充実する」とあるが、その検討状況も含めてお伺いいたします。

子宮頸がんの予防ワクチン助成について

全国で年間2500人の方がお亡くなりになっている、 女性特有の病気である、子宮頸がんについては、 唯一「予防できるがん」として予防ワクチンの接種が奨励されてきました。 なるべく早い時期にワクチンを接種すると、70%程度は 予防できると言われています。 しかしながら、その費用が5〜6万円と高いことから接種がなかなか進まず、 公費による助成が求められており、現在開会中の京都府議会9月定例会では 公費助成のための補正予算が審議されているところです。 いまのところ、京都府が1/3、市町村が1/3、個人負担が1/3といった 費用負担が検討されており、所得等によっては個人負担なしで 接種できるように調整中とのことです。 私事ながら、私の母は子宮頸がんの闘病中に6年前に亡くなりました。 予防でき得ることがわかっているなら、社会全体でしっかりとこれを支援する、 そしてワクチンの接種とともに定期的な検診もセットとして推進する、 これらの取り組みが益々進むように邁進したいと思います。

民主党代表選について

民主党代表選がスタートし、菅直人首相と小沢一郎前幹事長が立候補され、 14日の投開票まで論戦が展開されることになりました。 私は、「クリーン」「オープン」といったキーワードや 「お金が絡む古い政治から脱却する」といった決意など、 民主党が最も大切にしなければならない理念を明確に示された 菅首相を支持するものです。 さらに、喫緊の課題である景気・経済、雇用、円高、医療、年金などなど・・・ 我が国に山積する課題の解決を前に進めるには、 政権を安定させる必要があると考えます。 菅内閣は本年6月に発足したばかりです。 私事ですが、私が政治の道を志したのも、 お金や癒着がつきまとう古い政治を変えていく、 そして、「ダーティー」で「密室的」なイメージのある政治家像を変えていく、 ことが目的の一つでありました。 「オープン」で「クリーン」な新しい政治が 「フェア」(公平・公正)で「セーフティ」(安心・安全)な 日本を創っていくことが、いま、求められているのだ!と確信しております。

府立高校の無償化について

(昨日の府議会本会議で質問した内容の一部です) 新政権のもと、本年4月から「高校の実質無償化」が スタートいたしました。 府立高校もそれまでの年間約12万円の授業料が無料となりました。 これは先進国ではごく当たり前のことで、 OECD加盟国30カ国の中で、高校の授業料が無料でないのは、 日本、イタリア、ポルトガル、韓国の4カ国のみでありました。 私は、教育の現場の声を聞きたい、という思いで 府立高校を回っております。 現在、全府立高校46校の内、34校を訪問いたしました。 訪問先では、AED講習の推進などのお話しをしておりますが、 それだけではなく、必ず授業料の免除制度を受けている生徒の割合や それら実態を昨年度までは伺うようにしておりました。 昨年度まで、京都府教育委員会では、生活保護を受けているなどの理由で、 府立高校の授業料年間約12万円の支払いが困難と判断すれば、 授業料を全額免除する制度がありました。 この制度を受けている生徒の割合は、 昨年度、府内全体で16%、人数は6000名を超えていたと聞いております。 私が学校現場を回る中で、この免除制度を受けていた割合が、 一番高い学校は30%近く免除制度を受けている、とのことでありました。 また、この授業料免除を受けている生徒の割合は、 学校や地域によって違いある現実を目の当たりにいたしました。 当然高校生本人も自分の家庭の事情で授業料を払っていないことは 十分わかっていたと思います。 その思いや胸の内はいかばかりであったでしょうか? 中には負い目を感じて毎日学校に通っていた生徒もいたのではないでしょうか? それが、この4月から家庭の経済事情にかかわらず、すべての生徒たちが 安心して高校に通い、勉学やクラブ活動などに打ち込めている様子が予想できます。 また、授業料免除の一連の事務手続きは、 説明会の開催、チラシやガイドブックの作成・配布、所得証明の発行から、 高校の事務室での事務処理、府教委が1件1件チェックするなど、 たいへん煩雑で、家庭、学校、府教委とトータルの事務量としては、 6000人を超える人数分あるわけですから、 たいへん大きな負担であった、と類推できます。 さらに、データにはあらわれないかもしれませんが、 授業料免除制度を受けずに、それでいて、授業料も払わない、といったケースも、 中にはあったと聞いております。 そんなケースでは、時には、担任の教師が家庭訪問し、 授業料徴収の実務を担っていたこともあったやに聞いております。 その心労たるやたいへんなものだったのではないでしょうか。 そのようなことも含め、現場の教師の負担の軽減、そしてその分、 生徒と接する時間が確保できる、といった効果も期待できるのではないか?と思います。 私も20数年前は府立高校生でした。 うちにはお金がないから公立高校へ行け、と言われた記憶があります。 親は授業料を払ってくれていたと思いますが、 高校生なりにそんな家の状況は敏感に感じておりました。 それだけに授業料免除制度を受けていた生徒の気持ちが少しはわかります。 また、私が高校生のころも、授業料を払わない生徒の分を クラブの顧問の先生が立て替えていた、ということがありました。 表には出ませんが、そういったことが続いていたんだと思います。 それがこの4月から、府立高校の現場では政治が変わりつつある、 静かな改革が進みつつあるということだと思います。 この改革の歩みを止めてはいけないし、 時計の針を後戻しするようなことがあってはならない、と考えます。

鳩山首相の辞任について

今日一日、鳩山首相辞任のニュースが日本中を駆け巡りました。 鳩山首相には基地やお金の問題で厳しい評価がありますが、 私は、21世紀型のリーダーは、これまでの親分型ではなく、 サーバント型(奉仕型)である、と考えており、 鳩山首相はサーバントリーダーシップの典型、あるいは先駆けと 見ていましたので、今回の辞任はとても残念に感じています。 鳩山首相とは、福山秘書時代に2度ほどお食事を ごいっしょさせていただいたこともありましたし、 府議になってからも直接ごあいさつしたり、 昨夏の衆院選時にはマンガミュージアムを訪問、 その後烏丸御池で街頭演説をしていただきました。 それだけに残念に思う気持ちは強いですが、 鳩山首相にはお疲れ様でした、と申し上げたいですし、 あさっての両院議員総会では、もちろん反省すべき点はしっかり反省し、 それぞれ候補者の主張を堂々と述べていただいた上で、 国民にオープンなプロセスで代表が選ばれることを強く望みます。

知事選を終えて〜政治を身近に感じていただけるように〜

昨日京都府知事選挙が行われ、私たち議員ネットワークも支援した 現職の山田啓二さんが三選を果たされました。 今回の選挙は、従来の枠組みを超えた新しい形で選対を組んだことから、 当初は産みの苦しみがありましたし、また、 当初から知事選への全体的な低調ムードが指摘されておりました。 しかし、選挙戦後半では極力候補者が街頭に出るなど 府民に直接訴える機会を多く設けたこともあり、 結果的には前回選挙を上回る投票率となりました。 私はこの選挙戦で何度も宣伝カーに乗り、大きなマイクで訴えさせていただきました。 確かに昨年の衆院選に比べたら盛り上がりに欠けていましたが、 しかし、マイクで呼びかけ、手を振るなどしてはたらきかけたら、 みなさんからは何らかの「反応」を感じることができました。 つまり、常に「はたらきかけていくこと」「呼びかけていくこと」が大切でありますし、 地道ではありますが、それが政治を身近に感じていただけることに つながるんだ、とあらためて気付かせていただきました。 選挙期間中だけではなく、日頃からいかに政治や行政を近いと 感じていただけるか。 そして、そのためには日頃からの地道な努力を継続することが必要不可欠だ、 との意を強くしております。

そんなアホな!災害時の要援護者名簿の取り扱い

今日「個人情報」に関する地域の会議に参加しました。 そこで、次のように伺いました。 地震などの災害時に要援護者(要介護3以上や障害のある方など)の 名簿の取り扱いについて、平常時には区役所の金庫で管理して、 災害時に避難所が設置されてから、職員がその名簿を避難所に届け、 町内会長さんなどが、その名簿に基づき、要援護者の安否確認を 行うとされている、とのことでした。 そんなアホな!災害時に真っ先に救出し避難所に避難すべき 要介護者の情報が、避難所が設置されてから、はじめて届く。 なんと、現実離れしていることでしょうか。それでは遅すぎます! 日頃から地域の防災担当の責任者などにしっかりと名簿を管理していただき、 災害時にはすぐにその名簿を活用できるようにしておくべきです。 「個人情報法との関連で・・・」と担当者は言いますが、 どんなときでも個人情報をしっかりと管理することが この法律の趣旨ではないですか! さらに言えば、そのようにおっしゃる方々の理解をとるべく、 行政は努力しているのか?大いに疑問です。 何のために要援護者名簿を作成しているのか! とも言いたくなります。 万一の時に、一番困るであろう要援護者の生命を救う、 という観点からも、現実に即した対応を考えてもらいたいものです。

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