昨日投開票が行われた京都市長選挙では、私たちも全面支援させていただいた、
現職の門川大作さんが2期目の当選を果たされました。
この結果については私個人としてもたいへんうれしく
今後マニフェストに基づく市政の推進を心から期待を申し上げたいと思います。
さて、今回の市長選の投票率は前回を1ポイント下回る36%台であり、
たいへん低く、さみしい数字となりました。
私は、この投票率の低さに大きな危機感を抱いています。
「政党相乗りだった」「大きな争点がなかった」
「寒さ厳しい中の選挙戦だった」・・・
様々な原因が指摘されております。
私は、一言で言えば、国政においても、京都においても、
有権者の方々に投票に行っていただける状況にない
実態を反映している、と感じています。
日頃から有権者に信頼していただく政治や行政を行うことで、
選挙になれば当たり前のように投票に行く、という
「空気」が醸成されていないんだと思います。
また、同時に、ある種の「民主主義のトレーニング」も
益々必要な状況になっていると考えます。
20歳になったら、「義務」だから「責任」だから投票に行け、
と言われても、何を判断基準にどのように決めて良いのかわからない、
という事態もあるのでしょう。
例えばホームページなどで候補者のマニフェストや人柄などを
比べて投票行動を決める、というトレーニングを
アメリカでは授業で大統領選の模擬投票を行う学校があるように、
学校教育に取り入れることも今後益々必要です。
とにかく今回私は、日頃から「投票に行っていただける政治」
の大切さを痛感いたしました。
私としては、ハチドリ会の活動を中心に、もっと有権者に
信頼していただける取り組みと
どの選挙でも、せめて投票率が50%を超えるような、
ある種の社会運動として展開していくことも考えていきたいと存じます。