本日は決算特別委員会の中で、健康福祉部の書面審査があり、 府のがん医療の取り組みについて、いくつか質問をいたしました。 その中で、「がん対策戦略推進会議」という会議について、 平成20年度はさまざまな事情で開催されなかったと聞いていたのに、 「開催した」と決算資料に記載があったので、この点指摘をしました。 この会議は、府主催で京大病院と府立医大病院が情報交換を行い、 府内の連携体制や水準向上など、今後の府のがん医療に関して、 文字通り戦略的に検討を行うもので、 いわば、府のがん医療の根幹をなす、たいへん重要な会議です。 それなのに、小生の指摘に対して、「持ち回りで開催した」という答弁。 つまり一同に関係者が会するものではなく、書類を送り、電話等で 京大病院、府立医大病院から意見を聞いたというのです。 「ええっ!それは会議というんですか!それは会議ではなく、 個別に意見を聞いた、というものではないか!」と 憤慨してしまいました。 府のがん医療対策については、これまでなかった患者代表の方々の声を 公式に行く検討会議を設けるなど、前進はしていると思いますが、 それでも、取り組みの遅さなどから、医療関係者、患者側双方から、 「府はがん医療について本気で取り組んでいるのか!」といった 厳しい指摘がなされることがあります。 さらに言えば、患者の立場から言うと、その思いや取り組みは たいへん切実で時間がありません。 患者さんは、たいへん残念ながら、取り組みの最中に志半ばで お亡くなりになることもあるのです。 府には、小手先のへりくつのようなその場しのぎの取り組みではなく、 患者、医療関係者双方から信頼され、特に患者側の思いを しっかりと受け止めた取り組みを強くお願いしたいものです。 (今回は感情的になってしまいました。すみません・・・)