6月定例会の開催にあたり

 6月24日、京都府議会6月定例会が開会いたしました。
本定例会では、ふるさと納税制度を活用した、「文化財を守り
伝える基金」の創設や中京警察署(仮称)建設用地の取得などに
ついて議論が行われます。
  小生は府民生活・厚生常任副委員長として、わが国の
社会保障制度が、後期高齢者医療制度をはじめ、医療、保健、
福祉全般にわたり、多くの課題が山積している中、
京都府としては何を最優先に取り組まなければならないか、
をテーマに取り組みを進めて参る所存でございます。

福田首相に対する問責決議について

 本日の参議院本会議で、史上初めて首相に対する問責決議が
可決をされました。法的な拘束力はないものの、この意味は
たいへん重く、福田首相は一刻も早く退陣するべきだと思います。

 安倍首相の突然の辞任後、自民党内談合で決められたような
福田首相ですが、消えた年金、ガソリンの暫定税率復活、
後期高齢者医療などで支持率が20%を切る中、特に最近の
「犠牲者は私」「かわいそうなぐらい苦労している」といった発言を聞くと、
怒りやあきれを通り超して、「この人が我が国のトップリーダーなのか、
あまりにも恥ずかしい。あまりにもなさけない」という感情になります。
 7月に行われるサミットを前に、「誰が首相にふさわしいか」を
問う解散・総選挙をしてはいかがでしょうか?
少なくとも、福田首相が我が国の首相には不適格だ、
と国権の最高機関の二院の内、一院で決議されたのですから、
せめて首相を辞めるべきだと思います。

後期高齢者医療制度について

 昨日参議院にて廃止法案が可決された、後期高齢者医療制度に
ついて、思うところを次の通り申し述べます。
 まず、一つめに、75歳以上の方々を、「あなたは後期高齢者ですよ」と
定義してしまい、日本全国的にたいへん問題のある、まちがった
メッセージを発してしまった、
75歳以上方々を大いにがっかりさせてしまった、ということです。
「後期高齢者」と言われて、気持ちいい人がいるでしょうか?
むしろ、自分は社会に必要のない人間なんだ、厄介者なんだ、
と捉えた人が圧倒的に多いと思います。これは取り返しのつかない
大問題です。
 75歳以上の方々と言えば、先の大戦を経験され、戦後荒廃した
我が国をこんなに経済発展させた立役者であり、最大の功労者で
あります。現代の我々が経済的に豊かな生活ができるのも、
75歳以上の方々のおかげ様だと思います。
そんな方々をがっかりさせてしまった、その罪の大きさを
与党政府、厚労省は大いに反省しなければなりません。
 二つめに、75歳未満の方々にも、老後の明るいイメージを
消してしまった、ということです。
誰しも生きていれば75歳を迎えます。「後期高齢者」と言われて、
生き甲斐ややりがいに満ちた高齢社会をイメージできるでしょうか?
三つ目に、今後も増大する医療費の削減を第一義に
考えているようですが、その前に、税金・予算の無駄使いを
改める方が先ではないか、ということです。
10年間にわたり、道路関係予算に59兆円もつけておいて、
何ら丁寧な見直しもなく、これでは本末転倒も甚だしい。
 国会では、会期末を迎え、衆議院での審議、民主党からの
問責決議案の検討などが活発になると思いますが、
立ち消えすることのないよう、廃止・撤廃に向け、
最後まで取り組みを強めていただきたいものです。

父の日を前にして

*これは、今朝のスピーチ原稿を加筆・修正したものです。
 評判が良かったので「たなけんの主張」コーナーに掲載いたします。
 ご笑覧下さい。
     ↓     ↓     ↓
 本来、家庭は、誰にとっても最も身近な人と共に暮らす場であり、
私たちの生き方の根幹を形作るところだと思います。
 しかし近年、多くの家庭において、乳幼児や児童に対する
親の虐待、夫婦間の暴力沙汰、年老いた親に対する虐待など、
悲惨な事件が発生しており、両親をはじめ、身近な家族に
対する思いが益々希薄になっているような気がいたします。
 私自身も、両親に対する思いを忘れがちですが、
最近になって、父への恩について気付くことがありました。
 私は学生時代、学校の成績は比較的悪い方ではありませんでした。
そして、学校の成績がいいのも、3年間クラブ活動をしながら
現役で大学に入れたのも、また、大きな会社に就職できたのも、
「自分が努力したから」、「自分ががんばったから」と、思っておりました。
 私が中学生のころにこんなことがありました。
 私の父はタクシーの運転手をしていたのですが、勤務シフトの関係で
帰宅はいつも深夜になりました。
 ある日、私が試験勉強を遅くまでやっていたところへ、仕事から帰宅した父が、
「いつまで起きているんや。早く寝ろ」と私に強く注意をいたしました。
中学生の私は、「遅くまで試験勉強でがんばっているのに
何ていうことを言うんや」と不足に思っておりました。
 しかし、今になって考えますと、父は、目先の試験勉強よりも、
早く寝るという生活習慣の大切さを注意してくれたのではないか。
事実として、その時やっていた試験勉強は何一つ覚えていませんが、
早寝早起きという生活習慣がある程度自然に身に付きましたし、
ひいてはそれが学習の習慣につながり、いい成績をとることに
つながったのだと思うことができました。
 父は4年前に他界し、母も3年前に他界してしまいましたので、
直接言うことはもうできませんが、両親には「ありがとうございました」という
感謝の言葉しか見つかりません。
 また、両親が他界した後、身近な家族がいなくなり、全く一人ぼっちとなって
暮らしていた私も、昨年結婚し、今年の3月には子どもを授かることができました。
 子どもは生まれて数ヶ月のうちに、あるいは数年のうちに、
すでに孝行という孝行をし尽くしてくれている、あんなに可愛く、
あんなにもいとおしい存在が生まれてくれた、これ以上の親孝行があるものか、
と言われます。
子どもに対しても、「生まれてきてくれてありがとう」と
感謝の気持ちが自然にわいて出てきました。
 仕事の面では、おかげさまで、府議会常任委員会で副委員長の
お役をいただき、地域でも、消防や体振、少年補導などの多くの
お仕事をちょうだいし、たいへん忙しく仕事をさせていただいております。
 家庭でも仕事でも充実した日々を送っておりますのも、今は亡き両親、
そして妻子、さらには、地域のみなさまのおかげさまであると、
心からの感謝をさせていただいているところでございます。
 ありがとうございました。

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