1日開催された文教常任委員会で、府立高校の授業料改定等の議論がありました。
府教委は国の地方財政計画等により、これまでより年間3600円値上げとなる、年間11万8800円にしたいとのこと。
確かに理屈上はやむを得ないことではありますが、まだまだ厳しい社会情勢の中、「値上げ」というのは感情的に受け入れられない部分もあるのではないかと考え、小生より数点、府教委に質問をいたしました。
質疑応答において、「改定する授業料の水準は他府県に比べ決して高いものではない。」「物価、勤労者所得などの指標も参考にしている」「ここ数年で私学の授業料は約3%アップ」「この改定で府財政に与える影響は年間約3600〜3700万円。府財政もたいへん厳しい折、府税負担と保護者負担のバランスをとりたい」といった詳しい事情が明らかになりました。
詳しい事情により、「なるほど、それなら仕方がない」と思えるようになったのですが、それならもっとていねいな説明があってもいいのではないか、と感じました。特に府民に負担をお願いするケースには、さらに慎重に、さらにていねいに、行政は説明する必要があると考えます。