京都府議会「明日の京都」に関する特別委員会で
質問した内容を一部報告いたします。

未来を担う子どもたちに夢と感動を与えるスポーツを
振興していくことの重要性については言うまでもありません。
スポーツの振興には府民誰もが自由にスポーツを楽しめる
環境づくりが大切であるし、プロスポーツをはじめ、トップレベルの
スポーツを身近に触れることができるような環境整備が必要であります。
中期計画の中には、「市町村・経済界と協調し、スポーツ施設の
あり方懇話会や府民の声などを踏まえ、サッカースタジアムの実現に
向けた取り組みを推進します」と明記してある。
サッカースタジアムについては、過去には35万人以上もの署名が集まり、
いくつかの候補地が浮上しては消えるなど、これまで紆余曲折があって、
今、新たに署名活動が始まっているという状況ですが
サッカースタジアムに対する府民の期待や関心は大きい。
現在、京都サンガFCはJ2降格が決まり、観客動員数の低迷なども含め、
たいへん厳しい状況を迎えているが、そんな時だからこそ、
サッカースタジアムの実現という明るい話題を提供し
子どもたちをはじめ府民みんなを元気にする、京都府を盛り上げていく、
といった機運を醸成することが必要ではないか?
サッカースタジアムの検討状況についてお伺いいたします。
また、サッカーだけではなく、プロバスケットボールのBJリーグ
京都ハンナリーズもがんばっている。
本府では、府立体育館、京都市体育館、向日市民体育館を使用して
ゲームをしていただいているが、施設全体としての老朽化が指摘されており、
例えば、BJリーグのオールスター戦といったビッグゲームを
本府に誘致できないと聞く。
関係者の方に伺いますと、具体的には、府立体育館では
控え室や会議室、ロッカールームなどの部屋が絶対的に足りない、
観客の方からはトイレが少ない、ベビールームがない、館内の
廊下や出入り口付近にエアコンがない、などといった声が
あがっているそうでございます。
本府内には観客席を3000席以上有する体育館は府立体育館だけであり、
国際大会や全国大会といったビッグゲームを開催できる施設整備が
求められると思いますが、本年3月に「府立体育館のあり方検討委員会」が開催され、
今後の府立体育館のあり方についての検討が進められていると
伺っております。その検討状況はいかがでしょうか?
さらに、「山城総合運動公園(太陽が丘)や丹波自然運動公園など、
スポーツ施設を整備・充実する」とあるが、その検討状況も含めてお伺いいたします。