まず、小生が継続して取り組んでいる「自転車対策」について報告します。
今回訪問したどの国も自転車は住民の重要な移動手段であり、
それぞれ工夫して活用されておりました。
駐輪については、街中に簡易な仕切りの駐輪スペースがあり、
この点、京都ですぐにでも取り入れられる対策ではないかと感じました。
(写真上から、コペンハーゲン、デュッセルドルフの駐輪スペースの様子)
パリではレンタサイクル事業が大評判!
これは、パリ市が大々的に取り組んでいるもので、
年間29ユーロ(約4000円)と保証金150ユーロ(約20000円)で
利用でき、乗り場は約200メートル毎に設置。
(保証金は事故がなければ返ってきます)
最初の30分は無料、その後30分毎に1ユーロ(約133円)等が加算されます。
(写真上から3番目)
ロンドンでは、「London Cycle Hire Scheme」として、
レンタサイクル事業で約200人の雇用を新たに生み出す仕組みが
計画されています。(写真一番下)
また、どの国も自転車は車道か自転車専用道を走り、
基本的には歩道を走っていません。
つまり、自転車は車の仲間であるという意識を持っており、
多くの利用者はヘルメットをかぶっていました。
一方で、混んでいる車道を自転車が多くの車の間をぬって
走る光景が多く見られました。
自転車専用道が整備されているコペンハーゲンでは、
専用道がゆえにかなりのスピードで自転車が走っているので、
歩行者がかえって危ないのでは、と思える状況も散見されました。