民主が大勝、自民が大敗、参院において与野党逆転という歴史的な結果で参院選は終わりました。消えた年金問題、事務所費や数々の失言・・・大臣の相次ぐ問題などの事態を受け、安倍政権に国民の審判が下ったものと考えます。  この結果を受けて、浮かれてばかりはいられず、思うところを以下3点申し述べたいと思います。 1.総選挙に向けての体制づくり  参院では与野党逆転となりましたが、真の意味での与野党逆転には衆院での大躍進が必要です。次期総選挙に向けての体制づくりを急がなければなりません。 京都においても2つの選挙区で衆院候補が空席となっています。一日も早く候補者を決め、地域に根ざした活動を展開することが必要であると考えます。 2.年金制度の抜本改革を  今回の参院選では、「消えた年金問題」ばかりがクローズアップされました。しかし、民主党では従来から主張していることですが、現在の年金制度は制度疲労が進み、将来に向けての抜本的な制度改革が必要であると考えます。  選挙の結果だけにとらわれるのではなく、年金制度改革の国民的な議論が進むことを期待します。 3.民意とは何か  小泉郵政旋風が吹き荒れ、自民が大勝、民主が大敗したのはたった2年前のことです。今回の参院選では郵政の「ゆ」の字も聞かれず、全く逆の結果となりました。 「民意とは何か?」あらためて、その怖さ、その大きさを重く受け止めているところでございます。
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