たなけんの主張

2008.07.29: 自転車の3人乗りについて

警察庁は、安全確保の基準を満たした自転車に限り、幼児二人を
自転車の前後に乗せる「3人乗り」を認めると決めたそうです。
これは、複数の子どもさんを持つお母さんなどの、ここ最近の
反発による影響が大きいと思います。

しかし、私はどんなに安定性に配慮した自転車を開発したとしても、
それを乗りこなすのは人間であり、総じて現在の自転車の
運転マナー等を見る限り、この決定に反対です。
さらに言えば、私は「3人乗り」どころか「2人乗り」も禁止すべきだと
考えています。

「幼稚園の送迎バスの義務化」等の方策の検討も必要ですが、
幼児を連れて買い物や幼稚園等に行く必要があれば、
徒歩や公共交通機関を利用することを最優先で考えるべきだと思います。

「子どもは荷物ではない」と声を大にして言いたい。
親の都合で、大人の都合で、未来ある小さな子どもを危険にさらすようなことは、
ぜひやめて欲しいと思います。

みなさんは、どのようにお考えですか?

2008.07.02: 学校へのBLS教育導入について〜真に必要な教育とは〜

日本臨床救急医学会が、学校へのBLS教育導入について、
その検討状況を説明するため、京都府教育委員会と
京都市教育委員会を訪問され、小生も同行させていただきました。

BLSとは、Basic Life Supportの略で、日常生活の中で
突発する健康危機に、医療関係者でない一般の市民でも
可能で、そして、とるべき行動をまとめたプログラムのことです。

BLS教育は、欧米では活発に実施されており、日本でも慶応義塾が
熱心に取り組んでおられます。

児童・生徒の時期から、発達段階に応じて、BLS教育を行うことで、
緊急時における、心肺蘇生や心臓マッサージ、AED活用などの
技術が身につくことはもちろん、命の大切さ、他人への思いやりなど、
計り知れない学びを得ることができると思います。

真に必要な教育とは、それは人が生きていく上で本当に必要に
なるものであり、BLS教育もその一つだと思います。

特に京都は5000万人もの観光客が訪れる都市であります。
京都に住む者のおもてなしのための標準装備として、BLSの技術や知識が
誰もに備わっている・・・これは素敵なことだと思いませんか?

日本臨床救急医学会では、本年9月頃を目途に、学校の授業で
活用できるプログラムを作成し、文科省などに提示する予定と
なっているそうです。
どのようなプログラムになるのか、その発表が楽しみです。

2008.06.24: 6月定例会の開催にあたり

 6月24日、京都府議会6月定例会が開会いたしました。
本定例会では、ふるさと納税制度を活用した、「文化財を守り
伝える基金」の創設や中京警察署(仮称)建設用地の取得などに
ついて議論が行われます。

  小生は府民生活・厚生常任副委員長として、わが国の
社会保障制度が、後期高齢者医療制度をはじめ、医療、保健、
福祉全般にわたり、多くの課題が山積している中、
京都府としては何を最優先に取り組まなければならないか、
をテーマに取り組みを進めて参る所存でございます。

2008.06.11: 福田首相に対する問責決議について

 本日の参議院本会議で、史上初めて首相に対する問責決議が
可決をされました。法的な拘束力はないものの、この意味は
たいへん重く、福田首相は一刻も早く退陣するべきだと思います。
 
 安倍首相の突然の辞任後、自民党内談合で決められたような
福田首相ですが、消えた年金、ガソリンの暫定税率復活、
後期高齢者医療などで支持率が20%を切る中、特に最近の
「犠牲者は私」「かわいそうなぐらい苦労している」といった発言を聞くと、
怒りやあきれを通り超して、「この人が我が国のトップリーダーなのか、
あまりにも恥ずかしい。あまりにもなさけない」という感情になります。

 7月に行われるサミットを前に、「誰が首相にふさわしいか」を
問う解散・総選挙をしてはいかがでしょうか?
少なくとも、福田首相が我が国の首相には不適格だ、
と国権の最高機関の二院の内、一院で決議されたのですから、
せめて首相を辞めるべきだと思います。

2008.06.07: 後期高齢者医療制度について

 昨日参議院にて廃止法案が可決された、後期高齢者医療制度に
ついて、思うところを次の通り申し述べます。

 まず、一つめに、75歳以上の方々を、「あなたは後期高齢者ですよ」と
定義してしまい、日本全国的にたいへん問題のある、まちがった
メッセージを発してしまった、
75歳以上方々を大いにがっかりさせてしまった、ということです。
「後期高齢者」と言われて、気持ちいい人がいるでしょうか?
むしろ、自分は社会に必要のない人間なんだ、厄介者なんだ、
と捉えた人が圧倒的に多いと思います。これは取り返しのつかない
大問題です。

 75歳以上の方々と言えば、先の大戦を経験され、戦後荒廃した
我が国をこんなに経済発展させた立役者であり、最大の功労者で
あります。現代の我々が経済的に豊かな生活ができるのも、
75歳以上の方々のおかげ様だと思います。
そんな方々をがっかりさせてしまった、その罪の大きさを
与党政府、厚労省は大いに反省しなければなりません。

 二つめに、75歳未満の方々にも、老後の明るいイメージを
消してしまった、ということです。
誰しも生きていれば75歳を迎えます。「後期高齢者」と言われて、
生き甲斐ややりがいに満ちた高齢社会をイメージできるでしょうか?

三つ目に、今後も増大する医療費の削減を第一義に
考えているようですが、その前に、税金・予算の無駄使いを
改める方が先ではないか、ということです。
10年間にわたり、道路関係予算に59兆円もつけておいて、
何ら丁寧な見直しもなく、これでは本末転倒も甚だしい。

 国会では、会期末を迎え、衆議院での審議、民主党からの
問責決議案の検討などが活発になると思いますが、
立ち消えすることのないよう、廃止・撤廃に向け、
最後まで取り組みを強めていただきたいものです。

2008.06.06: 父の日を前にして

*これは、今朝のスピーチ原稿を加筆・修正したものです。
 評判が良かったので「たなけんの主張」コーナーに掲載いたします。
 ご笑覧下さい。
     ↓     ↓     ↓
 本来、家庭は、誰にとっても最も身近な人と共に暮らす場であり、
私たちの生き方の根幹を形作るところだと思います。
 しかし近年、多くの家庭において、乳幼児や児童に対する
親の虐待、夫婦間の暴力沙汰、年老いた親に対する虐待など、
悲惨な事件が発生しており、両親をはじめ、身近な家族に
対する思いが益々希薄になっているような気がいたします。
 私自身も、両親に対する思いを忘れがちですが、
最近になって、父への恩について気付くことがありました。

 私は学生時代、学校の成績は比較的悪い方ではありませんでした。
そして、学校の成績がいいのも、3年間クラブ活動をしながら
現役で大学に入れたのも、また、大きな会社に就職できたのも、
「自分が努力したから」、「自分ががんばったから」と、思っておりました。

 私が中学生のころにこんなことがありました。
 私の父はタクシーの運転手をしていたのですが、勤務シフトの関係で
帰宅はいつも深夜になりました。
 ある日、私が試験勉強を遅くまでやっていたところへ、仕事から帰宅した父が、
「いつまで起きているんや。早く寝ろ」と私に強く注意をいたしました。
中学生の私は、「遅くまで試験勉強でがんばっているのに
何ていうことを言うんや」と不足に思っておりました。
 しかし、今になって考えますと、父は、目先の試験勉強よりも、
早く寝るという生活習慣の大切さを注意してくれたのではないか。
事実として、その時やっていた試験勉強は何一つ覚えていませんが、
早寝早起きという生活習慣がある程度自然に身に付きましたし、
ひいてはそれが学習の習慣につながり、いい成績をとることに
つながったのだと思うことができました。

 父は4年前に他界し、母も3年前に他界してしまいましたので、
直接言うことはもうできませんが、両親には「ありがとうございました」という
感謝の言葉しか見つかりません。

 また、両親が他界した後、身近な家族がいなくなり、全く一人ぼっちとなって
暮らしていた私も、昨年結婚し、今年の3月には子どもを授かることができました。
 子どもは生まれて数ヶ月のうちに、あるいは数年のうちに、
すでに孝行という孝行をし尽くしてくれている、あんなに可愛く、
あんなにもいとおしい存在が生まれてくれた、これ以上の親孝行があるものか、
と言われます。
子どもに対しても、「生まれてきてくれてありがとう」と
感謝の気持ちが自然にわいて出てきました。

 仕事の面では、おかげさまで、府議会常任委員会で副委員長の
お役をいただき、地域でも、消防や体振、少年補導などの多くの
お仕事をちょうだいし、たいへん忙しく仕事をさせていただいております。
 家庭でも仕事でも充実した日々を送っておりますのも、今は亡き両親、
そして妻子、さらには、地域のみなさまのおかげさまであると、
心からの感謝をさせていただいているところでございます。
 ありがとうございました。

2008.05.03: 京都府のがん検診受診率について

昨日、別件で京都府健康福祉部の方とお話をした際に、
「5月11日から約1ケ月間、がん検診受診率向上の強化月間とします」との
お話をたまたま聞かせていただきました。

がん検診は、がんの早期発見・早期治療、ひいては医療費の削減にも
つながることから、その受診率の向上が大切であることは
言うまでもありません。

従って京都府が「がん検診受診率向上の強化月間」に取り組むことは
基本的に望ましいことですが、しかしながら、昨日、この話を
お聞きしたときに、何かある種の違和感を覚えました。

実は、京都府のがん検診の受診率は、たいへん残念ながら、
全国的には少なくともここ数年最下位レベルが続いています。

*平成17年の京都府のがん検診受診率:
 胃がん検診5.0%(全国で47位)、肺がん12.7%(同47位)、
 大腸がん8.5%(同46位)、子宮がん13.4%(同46位)、
 乳がん12.4%(同45位)

小生は3月の予算委員会で、受診率の向上にどのように取り組むのか、
質問をいたしました。その小生にも京都府が強化月間に取り組むことを
その10日前まで知らされない。と言うより、たまたま10日前に
別件でお話を聞いているときに教えていただいた、というのが
正確でしょう。

さらには、具体的にどのように取り組むのか、実際に検診を
行うのは市町村になるはずですが、市町村とどのように連携を
強めるのか、具体的な方策は何一つ示されていません。

単に小生が勉強不足で知らないだけだ、ということならまだいいのですが、
例えば京都府のホームページに掲載されているのか、府議会の
厚生労働常任委員会に説明をしているのか・・・
何もなされてないようで、どうにも腑に落ちません。
健康福祉部の中だけで強化月間とするのでしょうか?

本年度は検診受診率の向上を含めたがん対策を中心に
医療行政の推進やチェックに力を入れ、今後このようなことのないように
取り組んでいきたいと考えています。

2008.05.01: ガソリン暫定税率復活について

昨日の衆議院本会議で3分の2以上の再可決で
ガソリン暫定税率の復活が決まりました。
昨日までは京都市内でもレギュラー120円/L台だったものが、
今日はさっそく160円の表示が上げられていました。

ここまでの一連の経緯を見ての小生の意見を申し述べます。

1.例えば、京都府の道路関係予算は370億円であり、その内、
暫定税率を財源とするものは、約200億円。

200億円はとても大きな予算ですが、では暫定税率が廃止された場合に
備えて個別の道路毎の見直し(本当に必要か否か、予算額の検証、
優先順位など)を行ったのか?

2.200億円の道路特定財源がなくなった場合、その分を
「道路だけではなく、京都府が自由に使える地方交付税としてよこせ」
といった交渉を国と行っていたのか?

3.その一方で、ガソリンや軽油の価格が下ったときの、
京都府の運送業界に与える影響、あるいは府民全体の減税効果を
試算するなど、バランスよく、そして全体的な検討を行ったのか?

以上のことについて、京都府だけではなく、これまでの各自治体の動きは、
あくまで「暫定税率を残せ」といった一方的なものに過ぎず、
バランス感や全体感に欠けているように思えてなりません。

さらに言えば、1ケ月間ガソリン価格が下ったのは、昨夏の参院選の
結果を受けたものであり、民意が選挙結果に反映され、
具体的にガソリンの値段を下げ生活を変えた。
つまり、主権はあくまで我々国民にあり、我々の生活を変えるには、
民意を選挙に託すしかない、ということではないでしょうか?
小生はこれが事の本質だと思います。

それなのに直近の民意である、昨夏の参院選や先日の補選の結果に
逆らってガソリン価格が引き上げられてしまった。このことを
胸に深く刻んで、生活を変えるには、来るべき総選挙で
何がなんでも勝利しなければならない、とあらためて
強く感じる次第です。

2008.04.30: 誰のための予算なのか〜自治体の単年度予算について〜

京都市内の新堀川通りにおいては、名神から外環のあたりまで、
約3キロにわたり歩道拡幅のため、車道側の端にコーンやバリケードが
数ヶ月以上も放置された状態になっています。

沿道のお店などでは、自分の鼻先に障害物が置かれたような
状態が続き、営業面での影響から
「いつまで置きっぱなしの状態にしておくのか!」
との声があがっている状態です。

行政の担当者の方に伺ったところ、新堀川の車道の工事については
平成19年度の予算で執行し、歩道の拡幅については平成20年度
予算となる。早くて次回5月議会で予算が承認されてからの
工事となり、それまでは危険なので(拡幅部が一段下がった状態)
コーンなどが置かれたままとなります」とのことでした。

つまり昨年度の段階から約3キロにわたって、しかも短くても1年近くは
コーンなどが置かれたままとなることはわかっていて、「単年度予算だから
いかんともしがたい」、と言います。
では沿道のお店などへの営業面での影響をどのように考えるのか、
行政側は近辺の方々の身になって考えたのか、大きく疑問に思うところです。

自治体の予算は誰のために使うのか、その財源は主に
市民の税金ではないのか、従って、市民の身になって、
考えて予算を執行できないのか、怒りが次々とこみ上げて
きました。
先輩議員や他の行政の方に伺うと、同様の話は無数にあり、
「行政とはそんなもんや」という感覚らしい。
そんなことでいつまでたっても本当にいいのか、真に考えるべきは
市民の視点にたった行政ではないのでしょうか?

道のりは長いかも知れませんし、微力ではありますが、
「変えていかなアカン」
あらためて考えさせられました。
みなさん方はどのようにお考えですか?

2008.04.25: 現実と向き合う勇気を〜硫化水素自殺の現場から〜

 昨夜、小生が団員として参加させていただいている城巽消防分団に
緊急出動がかかり、小生も現場近くで交通整理などの任務に
着くこととなりました。
どうも今世間を騒がせている硫化水素による自殺者が出たらしい、
とのことでした。

現場付近は多くのパトカーや消防車、マスコミ関係の人々などで
騒然とした状態で、一時は半径50メートルを警戒区域として
市消防局が周辺の方々に窓を開けないようになどと注意を呼びかける
事態となっておりました。

4月25日付京都新聞によると、昨日は硫化水素によると見られる自殺が、
京都だけではなく全国で相次ぎ、少なくとも8人の方々が
亡くなられた、とのことです。

「えっ、昨日だけで8名も・・」と驚きましたが、実は我が国の現実では
特段驚くことではなかったようです。

我が国の自殺者の状況は、9年連続で3万人を超えています。
これは交通事故死者の5倍、毎日90名が自殺している計算となり、
未遂者はこの10倍になる、との見方によると、
すなわち我が国では毎日約1000人が自殺しようとしていることになります。
これが我が国の実態なのです。

小生はこの実態に愕然としましたが、これに目を背けてはいけない、
これが現実であり、この国では毎日1000人もの人々が
自らの命を絶とうとしているのだ、という現状認識から始めないといけない。

そしてこの現実に勇気を持って向き合って、自殺は個人としてだけの問題ではなく、
取り巻く社会全体の問題である、という認識に立つこと、
さらには、未遂者や遺族の方々を含めた総合的な対策がより一層求められています。

昨夜は肌寒い夜でありました。そんな中、現場で作業される、
消防や警察のみなさんのご尽力に感謝をしながら、
このような思いを強く持つに至りました。